カテゴリ: 法人税

圧縮記帳とはどういうことですか?
圧縮記帳とは補助金の受入や交換・買換により取得した固定資産の取得価額を一定額減額(圧縮記帳)して、課税の繰延を図る制度です。圧縮記帳された年度は圧縮損により所得が減額されますが、その後の年度は圧縮損分の減価償却額が減少し、所得が増加することになります。 つまり、該当する取引による所得を一時に課税するのではなく、段階的に課税していくという考え方です。 圧縮記帳には次のようなものがあります。 <法人税法の規定を受けるもの>
  • 国庫補助金等で取得した固定資産等
  • 工事負担金で取得した固定資産等
  • 保険金等で取得した固定資産等
  • 交換により取得した資産
<租税特別措置法の規程を受けるもの>
  • 収用等に伴い取得した資産
  • 換地処分等により取得した資産
  • 特定資産の買換えにより取得した資産
  • 大規模住宅地等造成事業の施行区域内の土地の交換により取得した資産
  • 特定普通財産とその隣接する土地等の交換により取得した資産